周りでNISAを始める人が増えてきた…私も始めた方がいいの?
最近、友達や同僚との会話の中で
「NISA始めたよ〜」
「うちは子どもの教育費に備えて投資してるよ」
そんな話を聞くことが増えていませんか?
気にはなるけど、「投資なんてよくわからないし、損しそうで怖い…」「そもそも、何に投資したらいいの?」と不安になってしまう方も多いと思います。
でも、物価は上がっているのに給料はなかなか増えない…。将来が不安になるのは当然のことです。
今こそ、お金を“貯める”だけじゃなく“育てる”ことが求められる時代。
そんな時に活用したいのが新NISAです。
「じゃあNISAでは何に投資したらいいの?」という疑問の中で、よく比較されるのが以下の2つの人気ファンド:
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
この記事では、NISA初心者さん向けに、この2つの違いや選び方をわかりやすく解説します。
投資に詳しくなくてもOK。
「私でも始めていいんだ」と安心できるよう、丁寧にまとめました。
人気の2大ファンドを比較!
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とは?
このファンドは、アメリカの代表的な500社(Apple、Amazon、Googleなど)で構成されるS&P500指数に連動する投資信託です。
特徴
- アメリカ経済の成長をまるごと取り込める
- 圧倒的なパフォーマンス実績
- 経費率が非常に低い(2025年時点で年率0.09372%)
メリット
- 長期的に右肩上がりの成長が期待できる
- 投資家からの信頼が厚く、純資産も豊富
- 情報も多く、学びやすい
デメリット
- アメリカ1国に集中するリスクがある
- 為替リスク(ドル円相場の変動)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とは?
このファンドは、日本を含む全世界の株式に分散投資できる商品です。通称「オルカン」。
特徴
- アメリカだけでなく、ヨーロッパ・日本・新興国まで含む
- 世界全体の成長を取り込むバランス型
メリット
- 投資先を分散することでリスクを抑えられる
- どの国が伸びても恩恵を受けられる
- 放っておいても自動でリバランスされる
デメリット
- 米国株と比べるとリターンが控えめな可能性
- 新興国リスクを含む
どんな人にどっちが向いてる?
S&P500がおすすめな人
- アメリカ経済の強さに賭けたい人
- より高いリターンを求める人
- 投資経験がある、もしくは学ぶ意欲がある人
オールカントリーがおすすめな人
- リスクを抑えて長期的に資産を育てたい人
- 投資初心者で、最初の1本を探している人
- どの国が伸びるか読めないから世界に分散したい人
S&P500とオールカントリー、両方持つのはアリ?
結論から言うと、両方持たなくてもOKです。
なぜなら、オールカントリーの約6割はアメリカ株で構成されています。つまり、オールカントリーを1本持っていれば、自然とアメリカ株も含まれているのです。
それなのに、別でS&P500を持つとアメリカ株の比率が高くなりすぎてしまい、かえって分散効果が薄れてしまうことも。
初心者の方は特に、「迷ったらオルカン1本でOK」という考え方がおすすめです。
資産形成シミュレーション
20年間で5万円ずつ積み立てたらどうなる?
「でも、実際どのくらい増えるの?」という声にお応えして、毎月5万円を20年間積み立てた場合のシミュレーションを行いました。


上記のシミュレーションは、金融庁の公式「つみたてシミュレーター」を用いて、月5万円を20年間積み立てた場合の運用結果を比較したものです。
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/tsumitate-simulator/
興味のある方は数値を入れ替えて色々シミュレーションしてみてください。
結果はご覧の通りとなっています。
- S&P500の場合: 運用収益 約3,145万円 + 元本1,200万円 → 合計4,345万円 想定年利回り:11.03%
- オールカントリー(全世界株式)の場合: 運用収益 約1,229万円 + 元本1,200万円 → 合計2,429万円 想定年利回り:6.42%
もちろん、これはあくまで過去の利回りをもとにしたシミュレーションであり、将来の結果を保証するものではありません。しかし、ある程度の参考にはなります。
じゃあやっぱりS&P500を選ぶべき?
利回りだけを見れば、S&P500(米国株)に軍配が上がります。
米国はこれまで世界経済をけん引してきた成長国。GAFAMなど世界的な企業が多数存在し、今後も経済成長が続くと期待されています。
ですが、一方で米国経済が今後も同じように成長を続けられるかは誰にも分かりません。たとえば規制の強化、政治リスク、あるいは新興国の台頭といったリスクもあります。
オールカントリーの魅力は「分散」と「安心感」
全世界株式(オールカントリー)は、米国を含む先進国・新興国に広く投資するため、一国の経済に依存せずに投資ができるのが特徴です。
実際、オールカントリーの約6割は米国株で構成されているため、「結局アメリカに投資してるんでしょ?」という意見もありますが、残りの4割でヨーロッパ・新興国などに分散投資できるのは精神的にも安心材料になります。
「世界経済全体が成長する」と信じるなら、オルカン(全世界株式)で十分と言えるでしょう。
結論
S&P500とオールカントリー、どちらも優れたファンドです。
結論としては…
どちらを選んでも大きな失敗にはなりません。
とはいえ、選べずに悩んで始められないのはもったいないです。
そんな方には、オールカントリーを1本持つことから始めてみることをおすすめします。
「世界全体の成長に賭ける」という考え方は、初心者にも安心です。
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証券会社選択に迷ったらこちらの記事を参照
【初心者必見】新NISAを始めるなら楽天証券とSBI証券どっちがいい?

まとめ
迷って立ち止まるより、まずは始めることが大切
S&P500でもオールカントリーでも、積立投資の最大の武器は「時間」です。
1日でも長くコツコツ続けることが、将来の資産形成にとって一番大きな影響を与えます。
迷って時間が過ぎてしまうくらいなら、まずはオールカントリーから始めてみるのも立派な選択肢です。途中で考えが変われば、乗り換えだってできます。
- 将来のお金の不安を感じているなら、今こそNISAの活用を
- S&P500とオールカントリー、どちらを選んでもOK
- 初心者には「オルカン1本」がシンプルでおすすめ
悩みすぎてスタートが遅れるよりも、まずは始めてみることが大切です。
資産形成の第一歩として、新NISAを活用してみましょう!
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